一定の深さ以上で水没するとドアが開かなくなる可能性も!
もちろん市販車ではそんな装備もないし、そもそも電装系に防水はしていない。とくに最近の電子制御大量採用のクルマでは、ちょっと使っただけで不具合が多発してしまう。
一番大きな問題はドアで、電子ロックが当たり前なので壊れればドアは開かなくなるし、そもそも水圧で開けることは困難だ。だから、ドアパネル部分が水没したらもうだめだろう。
脱出の方法としてはガラスを割るしかない。無理にドアを開けられたとしても車内に大量の水が流れ込んでくるので、ますます危険になる。
心理学的に、クルマに乗っているとちょっとしたところでも行けるのでは? と錯覚しがち。その結果、水たまりにはまって走行不能になることも。またゲリラ豪雨では、アンダーパスなど水が溜まりやすいところではアッという間に水かさが増すこともある。くれぐれも油断しようにしてほしい。