残り4戦はコース的にもよい結果が出るはず
「チームとして、いろいろやらなければならないことがありますが、パワーユニットの部分が一番凹んでいるので、ほかのことをとやかくいう前に、まずはパワーユニットをしっかりやることが努めと思います」。おっしゃるとおり。
ところで、長谷川祐介F1プロジェクト総責任者は、こうもいっている。「残りのレースは、鈴鹿ほど車全体の能力が問われるコースはない」と。
そしてアロンソは、「これは今回だけのイベント、出来事になってほしいし、次のオースティンではいつも通りの仕事に戻りたいよ」とコメントした。“戻りたいよ”という表現の後にこう続けている。
「僕らのマシンは本来は今日見せた状態よりずっと速いのはわかってるけど、ホンダのホームグランプリであんな結果を残してしまったことには明らかに期待外れだよ。ただ、何があったのかを分析するし、この失望から立ち直るよ」。
“期待外れ”とは、「もっとできるはずだった」という意味だ。鈴鹿では残念ながら歯車かみ合わず、マクラーレン・ホンダのポテンシャルが、鈴鹿という厳しいコースで露呈した。要するにまだまだやることをは山積みということだ。
だが、残り4戦について長谷川F1プロジェクト総責任は、「鈴鹿ほど、マシン能力が問われないので、マレーシアまでと同じ力を発揮できると思います」と答えている。
大丈夫、マクラーレン・ホンダは、マレーシアまでのように、“トップ3に次ぐ7番手”のポジションに戻ってくる。もちろん、そこから先は、来年のお楽しみ、ということで。
(写真:HONDA)