同時にインテリアにこだわった特別仕様車も設定
マツダのデミオとCX-3の2車種が商品改良を行い2016年11月24日から発売する。今回の改良で2台には、最新技術が惜しみなく投入された。
フルモデルチェンジを待たずに新開発した技術を次々と導入しているマツダは、今回デミオとCX-3にGベクタリング・コントロールやディーゼルエンジンの不快な音を制御するシステムなどを搭載。人間中心というコンセプトに則った改良が行われた。
【デミオ】
まずエンジンのトルク変動を利用して前後の荷重をコントロールし、ステアリング操作に対しリニアでスムースなコーナリングを可能とするGベクタリング・コントロールを装備。
さらにディーゼル車は、不快なノック音を軽減するため、従来のナチュラル・サウンド・スムーザーに加え、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールを導入している。
また、フルカラーのアクティブ・ドライビング・ディスプレイを一部グレードに標準化、リニア空調(上級モデルしかなかった)をすべてのグレードに標準装備としたこともトピックだ。
加えてフロントのフォグランプをLED化するほか、リヤドアの開閉音も改善した。また自動配光によりハイビームでも対向車の部分のみ光を照射せずまぶしくないようにしたりシステムや、ワイド配光ロービーム、高速走行時により遠くを照らすハイウェイモードを備えたALH(アダプティブLEDヘッドライトを設定している。
外観は、ラジエターグリル・ヘッドライト・フォグベゼルを変更。インテリアは、オフホワイトをピュアホワイトに変更し、特別仕様だった黒革がカタログモデルとなるなど色と素材を追加した。
同時に「Tailored Brown」という特別仕様車も設定。これは「XD Touring」「13S Touring」のAT車をベースに、ライトブラウン&ブラックを基本カラーにオレンジのアクセントを入れたインテリアを採用。さらにキルティング加工したスエード調人工皮革素材のシートを組み合わせ、インテリアを上質に仕上げた。さらに高輝度ダーク塗装のアルミホイールを装着し、外観も引き締めたモデルである。