少しでも異音を感じたら発生源と発生状況を確認しプロに相談!
直4や6気筒エンジンなのに、かつてのスバル車のような、ボクサーサウンドになってしまったら、点火コイルかプラグなど、点火系のトラブル。
コーナーリングのときだけ、「ゴー」という音が聞こえてきたら、ハブベアリングが寿命かもしれない。さらに、クラッチを踏んだ時、「ピー」と笛のような、小鳥の鳴き声のような音がしたら、クラッチのマスターバックが怪しい。
「ウィーン」というモーターのような音は、エアコンのコンプレッサーが焼付いた可能性がある。
アイドリング時に、「プー」と高い音がして、クラッチを切ると消える場合は、クラッチベアリングが不良。「キューキュー」といった何かが滑っているような音は、ウォーターポンプかも……。「ヒュー」という、モーターのような金属の唸り音が車体中央から聞こえてきたら、ミッションが危ない。
エンジン始動時に「ヒョヒョヒョヒョ」という異音が出たら、スターターモーターのグリース切れ。
ブレーキの鳴きは、パッドの面取り、パッドの裏板へのグリスアップ、泣き防止シムの微調整などで解決する場合もあれば、パッドの素材、パッドとローターの相性、パッドの扁摩耗、ローターの歪みや段付きなどのケースもある。しかし、鳴き自体はトラブルともいえないので、点検して問題がなければ、気にしない方がいいのではないだろうか。
いずれにせよ、いつも乗っている愛車だからこそ、ちょっとした音の違いで、トラブルの前兆に気付けることが多い。
いつもと違う音が聞こえたら、発生源を探し、どのようなシチュエーションで異音がするのかチェックして、早めにプロのメカニックに相談してみよう。