大人から子供まで丸一日クルマを満喫!
東京・お台場にある船の科学館前特設会場とMEGA WEBで2016年10月8日〜10日までの3日間に「東京モーターフェス2016」が行われた。日本自動車工業会と日本自動車輸入組合が開催する同イベント。今年のテーマは「クルマ・バイクの“未来を体験”」だった。
開始時間の11時前には入場待ちの列ができた最終日の「東京モーターフェス2016」は、土曜・日曜と生憎の天気だったため、待ちに待った人が訪れたという印象。
会場では各自動車メーカーの技術を体験することが可能で、子供から大人まで楽しめる内容となっていた。そのなかでも子供に人気だったのが働くクルマブースで、バスやトラックに乗り興味津々の様子だった。
大人に人気だったのは最新技術で、駐車支援体験をホンダ・日産・トヨタと体験することが可能で「こういう仕組みか!」という声も聞こえてきた。
「同じスバル車に乗っているけど、アイサイトの凄さが分からない」と話す夫婦は、実際にレガシィB4に乗り体験し「たとえば、前のクルマが急に止まったとき、自分の踏力が足りなくてもアイサイトがあると、事故を防げることを実感できてよかった」と語ってくれた。
同じくスズキブースでもイグニスとハスラーを使った衝突回避・軽減ブレーキの「デュアルカメラブレーキサポート」を体験することができた。
トヨタはランドクルーザーとFJクルーザーを使い悪路走行体験を実施。ギャラリーから「倒れちゃいそうで怖いね」という言葉がでるほどの傾斜を何事もなく乗り越える車両に「乗って体験してみたい」とのコメントが聞かれた。
また、トヨタと同様三菱も走破性の高さを体感できるコーナーを設けていた。
トヨタはさらに、3輪のi-Roadの試乗体験も行いギャラリーから熱い視線を浴びていた。
ブリヂストンブースは空気圧・残りミゾの大切さを訴えていた。その一環として、来場者には特製コンパクトタイヤゲージをプレゼント。さらに空気圧不要の特殊スポーツ構造のタイヤを展示するなど、人が絶えず出入りしていた。
富士スピードウェイブースにはコンパニオンが3人おり、10月14日から16二まで行われるFIA世界耐久選手権 富士6時間耐久レース観戦への呼びかけをしていた。ブースには、トヨタTS050を展示した。
メルセデス・ベンツブース、マクラーレンブースともにクルマが見えないほど人が集結していた。
メイン会場の船の科学館前特設会場では「グルメキングダム」も開催。ピザから中華まで選んで食べることができ、お昼時には長い列も見られた。
歩いて15分ほどのところにあるトヨタのシティショウケースMEGA WEBでも自動車メーカーの最新モデルとコンセプトカーを展示。実際に座ることができるほか、ひとつの会場で多くのメーカーが見られることから「ディーラーを渡り歩かなくてもクルマのことがよくわかって、凄くいいです」という声もあった。
また、普段はトヨタ車の試乗コースとなっているライドワンを使い、ラジオDJのピストン西沢さんが主催する「みんモー」ことみんなのモーターショーを行い、自動車評論家を招き抽選で当選した方が同乗体験するなど1日で何度もおいしいイベントとなった。