独特の競技に初出場の洗礼を浴びた!
米国内で転戦するレッドブル・グローバルラリークロス(GRC)の最終戦がロスアンゼルス郊外のサンペドロにあるポートオブロスアンゼルスで開催される。このLA戦が2016GRC最終戦の2レースとなるが、ここに日本のトップラリードライバー、新井敏弘選手がスバルラリーチームUSA(SRTUSA)から参戦している。
メカニックたちの頑張りで、深夜には修復を完了。翌日曜日の朝には新車のようなきれいな状態に仕上がっていた。この辺りはさすがラリーチームだけのことはある。
タイムスケジュールは間髪入れずに、すぐに予選、ヒートレースと続く日曜日。
新井選手は、予選で無線の端子が接触不良となってスポッターからの指示が入らなくなってしまい、他車のアタックを妨害したとしてペナルティを受けることとなってしまった。ペナルティはトップタイム抹消というもので、44秒311のタイムで残念ながらポジションは13番手(ベストタイムは43秒308)。
それは、ジャンプ中に他車に追突され、コースアウトした際に、エンジンまで止まってしまたため再スタートに手間取ったことによるもの。このセッションはタイムではなくチェッカー順であるため、万事休す。
もっと事前からしっかりとテストをして、自分仕様のマシンを仕上げられれば、タイムももっと縮められたんじゃないかなぁ。いろいろと消化不良のところはあるけれど、勉強になったこともあったし。次に参戦したら、クルマにもレースにも理解が深まるし、決勝にも進めると思う」というコメント。ぜひ次回の参戦を期待したい。