上位クラスはスバル・ホンダ・VW・フォードの13台が参戦
ジャンプも含むダートコースと舗装路が組み合わさったコースを使い、ラリー仕様のマシンで闘うモータースポーツ「ラリークロス」。このレッドブル・グローバルラリークロス(GRC)は米国内で転戦するシリーズで、2010年からスタート、今年も、8か所12戦(ダブルヘッダーと呼ばれる1イベント2レースの開催が4回ある)が開催され、このLA戦が最終戦の2レースとなる。
レースは2レースあるため、走行は金曜日からの3日間で開催となる。金曜日の午前中にコースの下見(それまで一切、コース内に入ることは許されない)が始まって、練習走行が2セッション行われた。それに引き続いて、予選も行なわれた。
ここで面白いのは、予選セッションで決まるのはヒートレースのグリッドであり、決勝レースのグリッドではないこと。通常のレースであると予選でグリッドを決めれば、その後の走行で決勝のスタート位置が変動することはないのだが、GRCは、次のセッションのためのポジション取りをひたすら繰り返す、という進行なのである。単走で5周し、そのベストラップがヒートレースの進出基準タイムで、これで予選順位が決定する。
セミファイナルも2グループに分けられて出走。各グループのトップ3台が決勝へ進出。決勝へ進出できなかった7台がラスト・チャンス・クオリフィア(LCQ)と呼ばれる敗者復活戦に臨み、残りの6名を決め、そしてファイナル(決勝)というセッションスケジュールとなる。