いまは閉鎖しているがフェンス越しに45度バンクが見られる
そうした谷田部のテストコースは、つくばエクスプレスの開通に伴い、茨城県東茨城郡城里町の城里テストセンターに移転となり、テストコースとしての役割を終えた。
その後、高速周回路がどうなったかというと、基本的にすべて取り壊されてしまったが、じつは今でも残されているスポットがある。
本当にごく一部だが、あの象徴ともいえる45度バンクの一部が切り取られていて、フェンス越しに覗くことができるのだ!
グーグルアースなどで、探してみても、なかなか見つけられないかもしれないが、ここはまさに日本の自動車文化遺産のひとつ。
当時は、自動車メーカーの開発中のクルマなどのテストも盛んに行われていたので、部外者は一切立ち入り禁止。遮蔽され独立したテストコースだったため、一般のクルマ好きは、自動車雑誌やビデオで見るだけの場所であったが、いまなら、フェンス越しとはいえ、リアル45度バンクを間近で見られる。
80-90年代に、クルマに無中になった人なら、一度観に行っておいても損はない。というか、このモニュメントもいつまであるかわからないので、見るなら今のうち。必見だ!
写真提供:株式会社kansaiサービス
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谷田部住所:住所=茨城県つくば市学園南2丁目8-5 付近
県道123号の西岡交差点から、北に185m
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