エンジンからエアロまで改良が図られた
ポルシェは、ワンメイクシリーズ専用のレーシングマシン「911GT3 Cup」のニューモデルを発表した。リヤに搭載する4リッター水平対向6気筒エンジンからは485psを発揮する。
2017年シーズンから導入されるニューモデルの「911GT3 Cup」は、F1と同時開催されるポルシェ・モービル1スーパーカップ、ポルシェ カレラカップ ドイツ、およびポルシェ カレラカップ ノースアメリカで使用される。
4リッター水平対向エンジンはレース仕様の自然吸気エンジンで耐久性が向上。これによってメンテナンス費用を抑えることに成功したという。さらに、フロントとリヤのエアロパーツを改良し、エアロダイナミクスが改善、加速性能も強化された。
さらにドライバーの安全性を見直し、頭部と肩部を丈夫にしたバケットシートを採用するほか、FIA基準のルーフのレスキューハッチはサイズが拡大されている。
1998年以来、996型、997型、991型のモデルで、じつ3031台生産されたポルシェ911GT3 Cup。レーシングモデルとしては非常に生産・販売台数が多いといえるだろう。