WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

【意外と知らない】オイルの粘度が変わると何が変わる? (1/2ページ)

【意外と知らない】オイルの粘度が変わると何が変わる?

燃費性能が問われる現代のオイルは超低粘度化傾向

 オイルというのは、エンジンにとって血液のようなものだけに、定期的な交換はもちろんのこと、正しい選択をしてやりたい。そのなかで、重要なのが粘度だ。

 粘度というのは文字どおり、オイルの硬さのことで、5W-30のように数字で表わされる。これはSAEというアメリカの規格で決められていて世界中で使われているもの。前のWはWINTERの頭文字で低温時での粘度を示し、後ろは高温時の粘度を表わす。

最近では超低粘度化が進んでいて、0W-20は当たり前で0W-16や0W-8というものも登場してきている。ここまでくると水のようだが、それを主導しているのは自動車メーカーなので、アフターが先行して信頼性に不安があるということではない。もちろん精度の高いエンジンでの使用が前提だ。

 もちろんその背景にあるのは燃費だ。粘度があるものをかき混ぜるのは抵抗が生じるだけに、低粘度化に力を入れるのは当然のこと。今や粘度イコール燃費といってもよく、その向上においてオイルにかかる期待は自動車メーカーとしても大きい。

 とはいえ、それでも超低粘度オイルは大丈夫か不安になるかもしれない。そもそもWが付いているほうは低温なので、暖まってしまえば関係なし。なので後ろの数字が問題になるのだが、薄くなる油膜を補うために、特殊な添加剤を大量に投入することで、信頼性を確保している。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了