漕ぐのが重くなる自転車でさえタイヤの空気圧不足が目に付く
しかし最近、近所の駅の駐輪場を利用している通勤、通学の皆さんを見ていると、タイヤ空気が抜けていて、タイヤが半分つぶれていたり、チェーンが赤く錆びていたりする自転車を、かなりの割合で見かける! ぜったいペダルが重たくなっているのに、何でメンテしないんだろう?
昭和の元気のいい男の子なら、自転車の空気入れ、パンク修理、チェーンへの注油、外れたチェーンの直し方なんて一般教養、日常茶飯事、できなきゃ男子の恥、ぐらいのものだったのに……。
はっきり体感できる自転車のタイヤの空気圧の不足に無頓着な人が、クルマの空気圧に気を配ることなんてないだろう。そう考えると、この問題は意外に根が深いかも。
普段乗りの自転車(ママチャリ)がものすごく安価になって、半ば使い捨てになり、タイヤ自体が高性能・高品質化したり、機械いじりやプラモデル作りに興味のある子供が激減したなどすべてがその元凶なのだろうが、空気圧の不足は、重大事故の大きな原因。
その重要性を、改めて周知徹底するとともに、タイヤ空気圧モニタリングシステムなどを、標準化していくことも、検討しなければならない時代が来ているのかもしれない……。