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たび重なる不正申告で三菱自動車の今後はどうなるのか? (2/2ページ)

たび重なる不正申告で三菱自動車の今後はどうなるのか?

国内の販売台数に関しては非常に厳しい

 三菱自動車工業が燃費不正で揺れている。そもそも軽自動車の走行抵抗値の不正申告から始まった一件は、軽自動車に限らず、ほぼ全モデルにおいて法規に則った計測をしていないことが判明した。

 さらにそれのみならず、国土交通省へ修正申告の機会においても机上計算やチャンピオンデータの利用など、燃費をよくするための不正が繰り返された。そうした不誠実な態度に対して、国土交通省が遺憾の意を表明したことも大きく報じられた。

 そもそも三菱自動車工業については、三菱ふそうトラック・バスと分社する以前の2000年と2004年に起こった、いわゆる「リコール隠し」で市場からの信頼をずいぶんと失っている。その問題が起きる前には国内4位のメーカーといわれていたが、いまや見る影もない。

 ちなみに、2016年8月の三菱自動車工業の新車販売台数はOEMを含めても5000台。これはメルセデス(スマートと合計)の5102台よりも少なく、国内販売のシェアは1.5%でしかないのだ。

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