テディ・メイヤーが舵を取ったオリジナルマクラーレン
ホンダ・エンジンを搭載してプロストやセナが活躍、
マールボロ・マクラーレンの第一歩となった傑作M23
1976 McLaren M23・Ford Cosworth DFV
前年までの主戦マシンであるマクラーレン「M19シリーズ」は、当時としてもコンサバティブないわゆる“葉巻型”をしたレーシングフォーミュラだったが、1973年に登場した後継マシン、「M23」ではボディデザインが一新されていた。
73年のシリーズ第3戦・
2度目のコンストラクターチャンピオンは逃したものの、
優等生過ぎた兄をなかなか超えることができなかったM26
1977 McLaren M26・Ford Cosworth DFV
3シーズンを戦い、さすがに(相対的な)ポテンシャル不足が隠せなくなった「M23」の後継マシンとして1976年シーズンに向けて開発されたマシンが「M26」。最大の特徴は、モノコックフレーム(のバスタブ)にサンドイッチ構造のアルミ・ハニカム材を使用していたこと。
現役時代のゼッケンは77年が#1=ハントと#2=ヨッヘン・マス、78年が#7=ハントと#8=パトリック・タンベイだったが、写真を撮影した2016年のフェスティバルofスピードでは、タイプネームに倣ったのか、見慣れない#26を纏っていた。