かなりの割高だが緊急時に有効なアイテム
ガソリンスタンド過疎地問題についてはニュースで目にすることもあるが、高速道路でのガソリンスタンド空白地帯問題も同様に深刻になっている。
国土交通省によると、2016年4月現在、高速道路上のガソリンスタンド間の距離が100km~150kmの空白区間が61区間、150km超の区間が16区間あるという。
全国の高速道路でのガス欠は、1日あたり約40件も発生。そのうち150km超の空白区間では、100km未満の区間より、ガス欠件数は約1.8倍も上昇するという。
さらにスタンドの営業時間(24時間営業でないスタンドはたいてい20時または22時までの営業時間である)によって空白時間帯が発生することもある。
その燃料切れ対策として、東海北陸自動車道・城端SAや舞鶴若狭自動車道・三方五湖PA、中国自動車道・吉和SAをはじめとした休憩施設で販売しているのが、緊急用のガソリンの缶詰。
ガソリンの缶詰? と思うかもしれないが、まさに災害時の非常食と同じような感覚でガソリンを詰めた缶詰である。そもそもガソリンは、長期保存ができないものだが、この缶詰は、特許を取得した独自の缶封入技術で製造されており、このガソリン缶詰の使用期限は3年間もある。