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【意外と知らない】右折レーン手前のゼブラゾーンの意味 (1/2ページ)

【意外と知らない】右折レーン手前のゼブラゾーンの意味

この記事をまとめると

■右折レーンの手前にはゼブラゾーンが設けられていることが多い

■進入禁止の表示のようにも見えるかもしれないが、ゼブラゾーンは跨いで走っても違反ではない

■ゼブラゾーンの走行マナーについて解説する

ゼブラゾーンを跨いで走っても違反ではない

 右折レーンの手前でよく見かける、ゼブラゾーン。これは、車両の走行を誘導するためにある「表示」(標識ではない)で、「導流帯」とも呼ばれている。進入禁止という規則ではないので、意外かもしれないが、導流帯(ゼブラゾーン)走行は違反・違法ではなく、当然走ったとしても、一切お咎めなしだ。

「導流帯」は「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」(昭和三十五年総理府・建設省令第三号)に規定された「車両の安全かつ円滑な走行を誘導するために設けられた場所であること」を示すための「指示表示」であり、道路交通法上の交通規制を表す表示ではない。

 それどころか、ゼブラゾーンを避け、ゼブラゾーンが途切れたところで右折レーンに入ってきたクルマと、手前からゼブラゾーンの上を走ってきたクルマが接触してきた場合、その過失割合は、進路変更した側が70:後続車が30というのが、判例の基本となっている。

 釈然としないかもしれないが、ルールはルール、マナーはマナー。(教習所では、ゼブラ上を走るのはNGと教えているかもしれないが……)。この場合、次のように考えればいいのではないだろうか。

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