【疑問】ガソリン添加剤は入れる意味があるのか? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ガソリン添加剤には入れる意味があるのかについて解説している

■効果がないわけではないものの、費用対効果には疑問が残るという

■ガソリン添加剤以上の効果が期待できるエンジンのリフレッシュ方法も紹介

効果はあるだろうが費用対効果は疑問

 ガソリン添加剤。いわゆる、燃焼室や吸排気バルブ、インジェクターなどに堆積したカーボンなどの汚れを除去して、エンジンをリフレッシュするというもの。効果がないとは言わないが、費用対効果にかなり疑問が残る。

 まず、ガソリンスタンドなどで売っている、一本数百円のものは、水抜き剤に毛が生えたようなもの。その水抜き剤すら不要なのだから(ガソリンスタンドで聞かれる「水抜き剤入れますか」って本当に必要? 参照)、安価なガソリン添加剤など不必要。

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 日産純正の「ピットワークF1」やワコーズの「フューエルワン」(中身はどちらも変わらない)などは、300mℓで1700円ぐらい。これは効果があったという評判もチラホラ聞くし、使用後、燃費が2km/ℓぐらい向上したというユーザーもいるらしい。

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 しかし、仮に10km/ℓのクルマが、12km/ℓになったとしよう。ガソリンが1ℓ=110円だとすると、1700円で15ℓ購入できる。満タンで50ℓのクルマなら、10km/ℓ=で500km走行できて、それが12km/hになると600km走れる。でも、1700円で15ℓガソリンを追加できれば、10km/ℓでも、650km走れるわけで……。

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 もちろん、2回目以降の給油でも同じように、低燃費が続くなら、やがて元はとれるだろうが、そもそも燃費向上がガソリン添加剤の主目的ではない。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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