投稿日: 2016年8月27日 08:00 TEXT: CARトップ編集部 三澤正充 【試乗】発売延期のトヨタ・プリウスPHVは「本当に使える」プラグインハイブリッド! (2/2ページ) Category 新車試乗記ノーマルのプリウスよりもワンランク上の快適性 質感の高い乗り味にも注目だ。軽快なフットワークが魅力のプリウスに対し、プリウスPHVはより重厚なイメージ。トヨタの新プラットフォーム「TNGA」はそもそも低重心なプラットフォームだが、大容量のリチウムイオンバッテリーの荷室床下搭載などにより、さらに低重心化を促進。正確でバランスよいハンドリングは、より大人向けの味付けといえそうだ。制振材や吸音材などもプリウス以上に使われており、車内の快適性もワンランク上といった印象だった。 プリウスPHVでもうひとつ注目なのが、世界初のソーラー充電システムだ。従来のプリウスのソーラーパネルといえば、駐車中の車内換気にのみ使われるものだったが、今回はルーフ上のソーラーパネルによって発電した電力をソーラーバッテリーと呼ばれる一時保管用電池に充電。それを定期的に駆動用バッテリーに送り込むことで、駆動用バッテリーへの充電を可能にしている。 ソーラー充電システムによるEV走行距離は、晴天の日の屋外など最適な状況で最大6.1km/日。平均では2.9km/日分とのこと。つまり月〜金まで2.9km×5日貯めたとして14.5km分。サンデードライバーの人が近所に買い物に行く程度なら、太陽光発電だけでまかなえてしまうのだ。 マンション住まいなど自宅駐車場に充電設備が持てない人でも、わずかながら駐車中に充電できるのは嬉しいのではないだろうか。ちなみに従来の普通充電(AC200V/AC100V)に加えて、今回は急速充電にも対応している。 先代のプリウスPHVは、通常のハイブリッドモデルと70万円近い価格差がありながら、代わり映えしない外観、EV走行距離の短さなどが災いし、「失敗」といってもいいほどの不人気モデルになってしまった。 その反省点を生かして開発された新しいプリウスPHV。今回は「価格アップ分も納得してもらえる性能の違いがある」と関係者が語るなど、性能が高められたことで価格アップが懸念される。 しかし一方で、さらなる普及を目指したいとのトヨタ側の思惑もあり、大幅な価格上昇はないのではないか? とも考えられる。今回プロトタイプに試乗し、今冬の発売が、俄然、楽しみになってきた。 (写真:増田貴広) <12 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 【PR】【2025年最新】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 ソーラーバッテリーで充電可能なトヨタ新型プリウスPHV日本初公開 今買うなら電気自動車・ハイブリッド・プラグイン・ハイブリッドのどれ? 【プリウス検証2】歴代プリウス一気乗り燃費テストで実力診断! 土の匂いがしないSUVが超クールだった! 初代ハリアーを振り返ったら「そりゃ売れる」がわかる クルマの記憶はなくても「イプー」なら覚えてるアラフォー多数! オデッセイの対抗馬になりきれなかった「トヨタ イプサム」
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