新システムによりリニアなフィーリングを実現したブレーキ
シャーシはアルミを中心とした複数素材によるスペースフレームを採用。軽量かつ高剛性ボディとし、ダイナミクス性能を確保すると共に、衝突安全性、スペース効率も確保した。
注目はアクティブ・ダンパー・システムと呼ばれる磁性流体を用いたダンパーだ。これはすでに実用化されている技術だが、金属粒子を含むオイルを使用し、電磁コイルによって瞬時に減衰力を変化させるというもの。新型NSXは、4輪のストロークセンサーとボディ3カ所に取り付けた加速度センサーによって車体の姿勢を検知し、最適なロールとピッチング方向の減衰力を実現する。
そしてハイブリッドといえば気になるのがブレーキだ。回生を使うため、単純な摩擦ブレーキに比べて、どうしてもペダルタッチに不自然さが出てしまうのが気になるところ。実用車ならまだしも、スポーツモデルではわずかな不自然さもネガな要素となる。
新型NSXは0.2Gまでを回生、それ以上の減速は通常の摩擦ブレーキを使う。タッチに関してはブレーキの踏み始めをペダルストロークを検知し、深く踏み込むに従って踏力を検知する新たなシステムを開発。このシステムにより、ドライバーの操作に対し、リニアでコントロール性に優れた減速を実現しているとのことだ。
摩擦ブレーキには、フロントが6ピストン、リヤが4ピストンのブレンボ社製のシステムを使用。またオプションでカーボンセラミックディスクを用意する。こちらは100万円以上の高額アイテムだ。
NSXには4つの走行モードが用意され、パワーユニット、トランスミッション、ダンパー、パワーステアリングなど、さまざまなシステムの特性が変化する。詳細は以下の表をみてほしい。
さて、新型NSX最大の注目はその走行性能だろう。WEBCARTOPでは試乗でき次第リポートする予定なので楽しみに待ってほしい。
ボディカラー
・バレンシアレッド・パール※67万円高
・ヌーベルブルー・パール※67万円高
・ノルドグレイ・メタリック※8万5000円高
・ソースシルバー・メタリック※8万5000円高
・カジノホワイト・パール※8万5000円高
・ベルリナ ブラック
・130Rホワイト
・クルバレッド