●パッシブセーフティ
④サイド&カーテンエアバッグ
衝突の際、ハンドルやダッシュボードに体をぶつけるのを防ぐ運転席と助手席のエアバッグは当然として、側面衝突の際の体へのダメージを軽減するシートに組み込まれたサイドエアバッグと、衝突の形態によってはピラーに頭をぶつけることもあり、そういった体へのダメージを防ぐカーテンエアバッグもぜひ欲しい。
⑤衝突安全ボディ
エアバッグが完備されていても、衝突の際のエネルギーを受け止めてくれるのはボディである。現在日本で販売されているクルマであれば、実際の事故形態で多いオフセット衝突(クルマの横幅の40から50%での面積で衝突し、そのため少ない面積でエネルギーを受け止めなければならない)には対応している。
しかし安全なクルマに乗りたいのであれば、オフセット衝突よりさらに厳しいアメリカの保険期間IIHSが4年ほど前から行うようになったスモールオーバーラップ衝突試験(クルマの横幅の25%の面積で衝突する試験項目)に対応したクルマを選びたい。
スモールオーバーラップ衝突の対応に関しては、候補にしているクルマの日本仕様が対応しているかまでは探ることはできないが、IIHSのウェブサイトに衝突実験の映像と評価があるので、そこでAもしくはG以上の評価を得ているクルマであれば相当の衝突安全性を持っているといえる。