パッケージだけでも楽しめるコダワリぬいた逸品
長野県佐久市のブレーキメーカー「エンドレス」で見つけた新商品「旨ローター」と「旨MX72」。これまでの常識を覆した期待のブレーキローターとブレーキパッドの最大のセールスポイントは”食べられる“ことだ。
これは同社の社長である花里功氏が地元の和泉屋菓子店と共同開発したエンドレスのオリジナルのクッキー。「どうせ作るなら真面目かつ、遊び心溢れるものを」と同社の主力商品であるブレーキローター型とパッド型にデザイン。
さらに、パッケージも旨MX72は同社の人気ブレーキパッドであるMX72とまったく同じデザインを採用。パッと見は同じだが、クッキー用に全面刷新されていて、文字や説明書きがパロディになっている。パッケージメインの「制」の文字は「旨」に、「究極制動」は「究極美味」に、「STREET×CIRCUIT」は「BABY×OLDMAN」に変更。
さらにローター適正温度域はお茶請け適正時間に、平均摩擦係数は平均旨味係数となるなど、細部に渡ってユーモアセンスがたっぷり。見ているだけで楽しくなる。
旨ローターも中央のブレーキローターのデザインがローター型のクッキーとなり、梱包袋中央のベルハウジングシールの裏がおみくじになっているなど、こだわりのブレーキメーカーらしく、採算を度外視した本物志向の仕上がりとなっているのだ。
そのバカバカしいほど完成度の高い出来映えに、メインの取材よりも、質問に熱が入ってしまったことはここだけの話。
試食もさせていただいたが、旨MX72が歯ごたえのある塩バター味(ちなみに塩はエンドレスが輸入するベトナム精製の自然海塩を使用)で、旨ローターが香ばしいがややソフトなリンゴ風味。どちらも甘さをやや控えた大人の味で、何枚食べても飽きがこない。
単なるネタ作りではなく、名前に偽りなしの美味だったことも付け加えておきたい。見て楽しい、食べて満足のエンドレスのローター&パッドクッキー。価格は旨MX72が864円(7枚入り)で、旨ローター(5枚入り)が756円(いずれも税込み)。
購入は同社のホームページ、またはイベントのエンドレスブースで可能となっている。遊び心満載の同商品はクルマ好きの知人や仲間へのお土産、贈り物としていかがだろうか? クスッと笑ってもらえること間違いなしだ!
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