実燃費が重視されてベーシックな軽のニーズが増加
軽四輪の販売トップはホンダN-BOX、2位はダイハツ・タントというのは、すっかりお馴染みとなっているが、7月のランキングを見ると3位にスズキ・アルトが顔を出している。
一時代を築いたスズキ・ワゴンRに代表される全高1600mmクラスのハイトワゴンのムーブメントは終わり、ベーシックな軽自動車へのニーズが高まっていることが見て取れる。
こうした傾向は燃費不正問題が表面化する以前からあった。今回の騒動により、リアルワールドでの燃費データが報道されたことにより、ベーシックな軽自動車の省燃費性能が再注目を集めたという面はなきにしもあらず。
しばらくは、背が高くスペースに優れたモデルと、軽量で燃費に有利なモデルへと軽自動車へのニーズは二分化していくことだろう。
※数字はいずれも一般社団法人 全国軽自動車協会連合調べ