基本は日光とクルマの熱源を避けた場所
暑い時期、冷たい飲み物あるいは食品などを運ぶ場合、どこに置くのがベターなのか。
まず第一に考えたいのは、クーラーボックスを活用すること。クーラーボックスと保冷剤なしでは、エアコンは当然入れるにしても、10分と冷たさはキープできない。
そのうえでポイントになるのは、とにかく直射日光を避けること。やはり日が当たるところは、温度が高い。
また、フロア付近もエンジンやミッションの熱がフロアトンネル通って車体後方に流れていき、排気管も同じところにレイアウトされているので、フロアマットや断熱材があっても、足もと付近はけっこう温度が高くなる。
ではどこに置けばいいのかというと、意外におすすめなのはトランクのなか。エアコンの効果はあまり期待できないが、なにより直射日光が当たらないというのがミソ。
目的地までノンストップで走り続けるのなら、エアコンの効いた車内の方が望ましいかもしれないが、途中でどこかに立ち寄ったり休憩するようなケースなら、クーラーボックスに入れてトランクに入れておくのはなかなか有効。
ワゴン車だったら、ラゲッジスペースにトノカバーをかけ、そこにクーラーボックスを置いておくのがベスト。
セダン等では、太陽の向きにもよるが、リヤシートの真ん中付近に置くのがよい。クーラーボックスの上に大きいバスタオルなどをかけ、日よけにするだけでも違いがあるはずだ。
小さいものであれば、エアコンの吹き出し口につけるドリンクホルダーなどを利用して、そこに置いておけば、冷たさを維持することができる。あとは日中を避け、早朝、夜間に移動するか、曇りや雨の日を狙ってとか……。いずれにせよ。クルマにとっても、ドライバーにとっても、荷物にとっても、真夏の暑さは強敵だ。