正しい姿勢でシートベルトを装着することも重要
②金具をきちんと差し込む
カチッと音がするまで、確実に入れる。
③腰ベルトの位置
腰ベルトは柔らかい腹部ではなく、左右の腸骨陵(腰骨)の上を通るように調整。腹部にベルトが通っていると衝突した際、ベルトで腹部が圧迫されるので要注意。妊婦さんを含め、腰ベルトはなるべく低い位置で装着しよう。
④肩ベルトの位置
肩ベルトは、鎖骨の中心付近を通るように。首にかかると危険なので、襟付きの服を着ているときは、襟の下にベルトの端が入るようにしておくと安全。高さ調整機能も積極的に活用し、肩口から、金具まで、自然に一直線なラインが通るようにして、ベルトにたるみがないように締める。
女性の人も、胸元は間を通すのが基本。乳房は筋肉の上に乗っかっている腺組織で、いわば臓器。できるだけベルトが被らない方がベターだが、外側に外すのは危険。いざというとき、ベルトの力を支えるのは、肋骨や胸骨になるようにしておくこと。
⑤「ねじれ」「よじれ」「たるみ」がないかチェック
最後に、ベルトが捻じれていたりよじれていないかをチェックして、肩ベルトをやや強めに上方に引っ張り上げ、ベルト全体のゆるみをとれば万全。少々窮屈かもしれないが安全第一。馴れれば、正しい姿勢=楽な姿勢だということも実感できるはずなので、まずはドライビングポジションから見直してみよう。