全世界99台のヴァンキッシュ ザガートと150台のヴァンテージGT8
アストンマーティン・ジャパンは2台のスペシャルモデルを日本で公開した。
まず「Vantage(ヴァンテージ)GT8」は、レーシングカーの「V8 Vantage GTE」をインスピレーションの源として作り上げられたロードゴーイングモデルだという。
V8 Vantage史上最軽量のモデルであり、ボディはカーボンファイバーを基本として、レースからフィードバックされたエアロダイナミクス技術を投入している。
エンジンは4.7リッターのV型8気筒で、446馬力、490N・mのトルクを発生する。これにより、0-60マイル(約96km/h)加速は4.4秒、最高速は約304km/hを達成するという(共に予測値)。
軽量化が最大のテーマである同車は豊富なオプションが用意され、センターロックの7本スポークマグネシウムホイール、カーボンルーフ、ポリカーボネートリヤウインドウスクリーン・リヤサイドウインドウ、センター出しチタンエキゾーストシステム、カーボンスポーツシートなどを装着すると最大100kgの軽量化が実現できるという。
このスペシャルモデルは、 2,770,000円(マニュアル)/28,272,400円(スポーツシフト)、全世界で150台の限定生産だ。
「Vanquish Zagato(ヴァンキッシュ・ザガート)」は、イタリアのカロッツェリア「Zagato」とアストンマーティンがコラボした5台目のモデル。
両者の関係は50年以上にわたり、1960年に発表されたDB4 GT Zagato レーシングカーからスタートしている。
ボディサイドやシートなどに入る「Z」のロゴが特別感を演出する同モデルは、フルカーボンファイバーのボディをもつ。エンジンは6リッターV型12気筒で600馬力を発生、0-60マイル(約96km/h)加速は3.5秒という俊足ぶりだ。
エクステリアではザガートのデザインシンボルともいわれる「ダブル・バブル」デザインのルーフが特徴的。これはもともとヘルメットを着用したドライバーのヘッドクリアランスを確保する目的で採用されたものだという。
こちらもわずか99台のみが世界でリリースされる。価格は85,100,000円。
●Vantage GT8
●Vanquish Zagato