トラックで荷物を傷めないために有効な場合もあるが……
それとは別に、トラックなどで荷物を傷めたくない、リヤシートの乗員に快適でいてもらいたいという狙いなど、スマートなドライビングを実現するテクニックとしてポンピングブレーキ的な操作が有効になるケースはある。先読みできる状況で、ブレーキを何度かに分けてかけることにより前後G変化を穏やかにすることができる。
また、後続車へのアピールとしてブレーキランプを点滅させるために使っているドライバーも存在する。とはいえ、最新のクルマでは急ブレーキ時にハザードランプを点滅させる機能が装備されるなど、前方の危険を知らせるにはハザードランプを点滅させることがスタンダードとなっている。ブレーキランプの点滅にこだわる必要はないだろう。
ドリカムのヒット曲ではないが、いまやポンピングブレーキのテクニックを活かすのは、『あ・い・し・て・る』のサインを表現するときには有効なくらいだろうか。
もしそうした表現をするにしても、周囲にクルマがいる状況では誤認される可能性もあるので、二人きりのシチュエーションだけに限定してもらいたいものだ。