【噂の真相】軽トラックの走りが楽しいというのは本当か? (1/2ページ)

軽トラックは「走りの性能ありき」で作られている

 信じがたいかもしれないが、「軽トラックの走りが楽しい!」という話は本当だ。

 どの軽トラックも、開発時にファン・トゥ・ドライブ性を高めようとエンジニアが力を入れる部分はゼロなのに、中途半端なスポーツモデルより全然楽しいと思えることさえある。

webcartop_軽トラ24
軽トラックの走りが楽しく感じる理由は、「本気で突き詰められた運動性能を備える」からで、ある意味、レーシングカーに近い思想で作られることが、一般的な乗用車と大きく異なるポイントといえる。

webcartop_軽トラ05
乗員の快適性や居住性、燃費などのエコ性能よりも優先すべきは「どんな路面の上でも大量の荷物を確実に運ぶこと」であり、性能目標が単純明快でブレがないため、コンペディションカーのような潔さが味わえるのだ。

 軽トラックが最優先に追及する性能は

●農道や林道といった道なき道でもしっかり走る確かなトラクション

●多少の過積載状態でも破綻しない安定性

●想定を超える酷使をしても故障しない耐久性

●狭い市街地でもサクサク走れる扱いやすさ

 などであり、走りに関する以外の性能については、かなり割り切ることができる唯一のジャンルといっていい。

webcartop_軽トラ20

 いわば、軽トラックは「走りに特化したマシン」なのだ。

 もちろん、快適性や燃費も完全に無視するわけにはいかないが、優先順位としては圧倒的に下位となる。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

新着情報