ライトを点けて急の付く動作をさけつつ避難
というわけで、三十六計逃げるにしかず。大雨になったら、ワイパー全開、ヘッドライト点灯(大雨じゃなくても、ワイパーが必要な雨の量なら、必ずライトオンもセットで!)。
フォグランプがあるクルマはフォグも付けて、エアコンONで曇り止めをして、スピードを控え、車間距離を十分取りつつ安全な場所へ移動。高速道路なら、同様に最寄りのSA・PAで待機。
当然、“急”のつく操作は厳禁。気を付けていたつもりでも、万が一、スピンを起こしたような場合は、ABSの有無にかかわらず、「完全停止するまで、強くブレーキを踏み続けること」。これをするかしないかで、ダメージの大小がかなり変わってくるので、覚えておいて損はない。
1時間も雨宿りをしていれば、状況は必ずよくなるので焦らないこと。自然と喧嘩をしても勝ち目はない。
もうひとつ重要なのは、例え遠回りになっても、冠水した道路への進入は絶対に避けること。車線のラインもよく見えないし、排水溝への脱輪、段差への乗り上げ、下水があふれて、マンホールの蓋がなくなっているなどの、各種リスクがあるからだ。
なお、豪雨と雷はセットになっている場合が多いが、落雷に関しては、クルマの中にいるのが一番安全。万が一、クルマに雷が落ちても、車体・タイヤを通して、地面に電流が流れていくので、車内にいれば無事に済むからだ。
ゲリラ豪雨は、局地的で短時間に発生するので、予想が難しい面もあるわけだが、急に空が真っ暗になってきたような場合は、スマホなどで気象情報をチェックし、不要不急の外出を控え、雨雲が去るのを待つのが、一番の安全策。集中豪雨を甘く見ると、高くつく。