【甘く見ると危険】運転中にゲリラ豪雨へ遭遇したときは? (1/2ページ)

いち早く安全な高い場所へ避難して停車

 7月某日にも、千葉県の市原市一帯で、1時間に約100ミリの記録的短時間大雨、いわゆるゲリラ豪雨が発生。1時間あたり50ミリ以上のいわゆる「非常に激しい雨」が降った日は、年間250回も記録されていて、そのほとんどが夏場に集中している。運転中、もしそうしたゲリラ豪雨に遭遇したらどうしたらよいか。WEB CARTOP

 ベストは、“安全な場所”に退避して、直ちに停車。小雨になるまで、車内で待機すること……。気象用語では、「1時間に20~30ミリ」の雨は「強い雨」といわれる。これはいわゆるどしゃ降りで、側溝や小さな河川が溢れだすレベル。

「1時間に30~50ミリ」で「激しい雨」となり、バケツをひっくり返したような降り方。山崩れやがけ崩れが起きやすくなる。

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 1時間に50ミリ以上の雨となると、滝のような雨で、とても運転どころではなくなる。その前に、“安全な場所”へ避難することが肝要。

 安全な場所とは、がけ崩れ、山崩れの心配のない、高い場所(ショッピングモールの立体駐車場の高い階などがベスト)。WEB CARTOP

 反対に最悪なのは、高架下や立体交差点などのアンダーパス、そして地下駐車場。河川のそばも近づかないこと。こうした周囲より低い部分は冠水、水没の危険が大!「1時間に50ミリ? つまり1時間で水深が5センチなるってこと? 大したことないのでは?」と思うかもしれないが、1km四方に50ミリの雨が降った場合、5万トンの水が降ったと同じことを意味する。WEB CARTOP

 大雨のニュースを見ていると、けっこう冠水している道でもクルマが走っているシーンを見かけるが、基本的にクルマはラジエターファンの先っぽが水たまりに入ったら、エンジンはストップすると思っていい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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