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パリコレになぞらえてルノー・トゥインゴを日本で発表!

パリコレになぞらえてルノー・トゥインゴを日本で発表!

ランウェイで最小回転半径4.3mの取り回し性を見せつけた!

「パリコレクション」。世界一有名なファッションショーになぞらえてトゥインゴが公開された。


スタジオ内のスペースに、ゲストモデルのIVANさん等と共に登場したトゥインゴ。おおよそクルマが走るようなスペースではない場所を、クルクルと回る。最小回転半径4.3mという圧倒的な取り回し性能を見せつけた形だ。


ルノー・ジャポンの大極社長は、トゥインゴをパリコレクションになぞらえて発表した理由は3つあると語った。


ひとつ目は、パリは世界でもっとも美しい街であり、そんな中でトゥインゴは走りまわるクルマであること。

 ふたつ目はパリの街並み。パリは伝統と文化を重んじる街で、昔ながらの細い小径、石畳路、ランアバウトが沢山あり、その中を多くのひと、クルマがランダムに行き交う。そうした条件下でキビキビと走るクルマであること。

 最後は、フランス人はシンプルで合理的。自分の価値観を守り、価値に合わないものは手にしない。トゥインゴはそうしたフランス人が作り上げ、さまざまな価値観に合うよう仕立てられたクルマであること、だという。

 さて、ルノーの最小モデルであるシティコミューター、トゥインゴ。なんといっても最大の注目はRR(リヤエンジン・後輪駆動)レイアウトを採用したこと。先代までのFF(フロントエンジン・フロント駆動)に対し、操舵輪と駆動輪がわけられたことで、より走りを楽しめるクルマになったことは間違いない。


一方でFF車最大のメリットは、荷室、居住空間のいわゆる室内を広く採れることにある。しかし新型トゥインゴは、先代よりも全長が100mmも短くなったにもかかわらず、ダッシュボードからテールゲートまでの長さは220mmも長くなっているという。


また、室内長が十分でも、RRレイアウトは荷室部分にエンジンを載せるため、ラゲッジスペースが狭くなる傾向がある。しかし新型トゥインゴは、エンジンを49度の角度に傾けて搭載し、全高を抑えることに成功。219リットルの容量を確保した。


さらにリヤシートは5:5の分割可倒式を採用。両方倒し、2人乗車状態では2.2メートルの荷物も搭載できるという。トゥインゴの全長がわずか3590mmであることを考えれば、これは驚異的なレイアウトだといえるだろう。


さて、トゥインゴはクローズドボディと、屋根がオープンになるキャンバストップがラインアップされる。
搭載されるパワートレインは、0.9リッター直列3気筒ターボ+6速エフィシエント・デュアル・クラッチ。エンジンは90馬力、135N・mを発生し、小柄なボディには十分なユニットといえるだろう。

 また、トランスミッションは変速スピードに定評のある2つのクラッチをもった2ペダルMT。エンジンの性能を十二分に引き出すことができるハズだ。


さらに注目は、同時に発表された限定車2台だ。

 まず「トゥインゴ パックスポール」は、専用16インチアルミホイール、専用フェンダーモール、レッドドアミラー、レッド&ブラック内装など、専用装備盛りだくさんの1台。50台限定での発売となる。

 そして走り好き必見の「5S(サンクS)」。エンジンは1リッター直列3気筒の自然吸気を搭載。71馬力、91N・mを発揮する。そして5速マニュアルトランスミッションを組み合わせるという、ファンにはたまらない内容。こちらも50台の限定だ。

 最後に、驚くべきは価格である。限定車のルノー・トゥインゴ5Sは169万円、インテンスが189万円、インテンスキャンバストップとパックスポールが199万円と、いずれも200万円を切っているのだ。

 この標準車2モデル、限定車2モデルはすべて9月15日の発売。登場後には試乗インプレッションもお届けする予定なので、楽しみに待ってほしい。

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