日本のみならず海外からも多数参戦
9月に開催される第14回 全日本学生フォーミュラ大会の報道関係者向け発表会が都内で開催された。
学生らが製作する車両は、ひとり乗りの小型フォーミュラ。ガソリンエンジン車のICVクラスと電気自動車のEVクラスの2つのクラスが設けられている。
そもそもの成り立ちは、「教室のなかだけでは優秀なエンジニアが育たない」とアメリカで1981年から始まった『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』である。現在では世界各地で同じルールで同様のイベントが開催されており、日本でも2003年に第1回目の大会を開催。そして2013年以降、正式にフォーミュラSAEシリーズとして開催されることとなっている。
現在は、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、ドイツ、ブラジルといった世界8か国(11大会)で同シリーズの競技会が行なわれている。
年々盛り上がりを見せている同大会。第14回目となる今回は、参加チームが106チームと過去最大となり、海外からの参加チームも過去最多となる31チームがエントリーしている。
海外参加チームは、フォーミュラSAEシリーズを開催している国以外にも、タイ、インドネシア、中国、マレーシア、韓国、パキスタン、インド、ポーランドと同シリーズとしては開催していないものの、同様の競技会が行なわれている国々からの参戦もあるという。
(写真:青山義明)