タイヤが変更されたと思うぐらいリヤの安定性が増した
富士スピードウェイの北ショートコースで試乗した、ビッグマイナーチェンジを受けたスバルBRZ。最大のトピックスは、秋に発売とアナウンスされている新グレード「GT」の追加だ。
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GTには、ブレンボ製対向型キャリパー、SACHS(ザックス)ダンパー、専用の17インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター塗装)が装備される。
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早速試乗しよう。新グレードGT(プロトタイプ)も、Sグレードも基本同じ方向性で、リヤのグリップ限界が高くなった。
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たとえば従来は、リヤをパワースライドさせるためのキッカケ作りはたやすいものだった。もちろんそれはグリップ限界が低いタイヤ性能の裏返し。
その前期型に対して今回試乗した新しい“後期型”のタイヤは「交換したでしょ」、と思うほど。だが実際は、従来とまったく同じだという。ひと言でいうとリヤの接地安定性が増したことで、挙動が安定して変化がつかみやすく、ステア操作に集中できるようになった。
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