現実的には自衛策を取ることが最良
相手が対物賠償を含めた任意保険に入っていれば、保険会社との交渉にもなるだろうが、自賠責保険にしか入っていないような相手に修理代を出させるのは、素人では難しい部分もあるだろう。もう一つの対策として、自車の修理も可能な車両保険付きの自動車保険に入っておくというものがある。
ただし、車両保険を利用してしまうと保険料率が3等級も下がってしまい、翌年からの保険料がどっと増えてしまう。よほどの大きな事故でない限り、車両保険を使うのはトータルで損をしてしまうというのが現状だ。
そこで、逆転の発想。当てられないような場所を選んで駐車するといった自衛手段を考えるようにしたい。出先の駐車場ではついつい入り口に近いなどの便利な場所に停めたくなるが、誰もが停めたい場所というのは出入りが多くリスクが増える。
また、通路の曲がり角は停めやすいが、大きなクルマが内輪差でこする可能性は高くなる、といった具合に自分なりに想像力を働かせて、安全な場所に駐車する意識を高めてみるのは、いかがだろうか。