この記事をまとめると
■タコメーターはエンジンの回転数を示す計器
■なかには装着されていないクルマもあるが、本当に必要なのか
■この記事ではタコメーターの役割について解説する
MTの場合はオーバーレブを防ぐために大切
タコメーター(エンジン回転計)は、かつて商用車や下級グレードだと付いていないケースが多かった。最近は、販売台数の多いトヨタのハイブリッドカーにタコメーターが付いていないモデルが多く、タコメーターがないクルマに遭遇することも増えている。
「トヨタのハイブリッドカーのように売れているクルマにタコメーターが付いていないということは、タコメーターって必要なの?」というのもごもっともな疑問。ということで、今回はタコメーターについて考えてみよう。
●エンジン回転計はなんでタコメーターっていうの?
タコメーターはアメリカ英語の「タコ(thaco)」だ。これはギリシア語で速度を意味するtakhosに由来する。イギリス英語ではレブカウンターと呼ばれ、レブカウンターの方が意味はピンとくるかもしれない。
●タコメーターって必要なの?
タコメーターは、必要不要は別として情報としてエンジン回転数を把握するためにある。エンジン回転数を把握できれば、一般走行、スポーツ走行問わずパワーバンド、トルクバンドを維持することに役立てられる。
さらに高回転域を使っていながらシフトダウンする際に、現在のエンジン回転数とレッドゾーンまでのエンジン回転数の関係を考え、エンジン破損につながるオーバーレブ(エンジン性能の限界を超えた回転に達すること)を防ぐ。これらがタコメーターが必要な理由として挙げられる。