3つの呼び名に明確な基準はない
それでは、「ステーションワゴン」のような形状にも関わらず、「シューティングブレーク」と呼ばれる車種はどういった特徴があるのか? 「シューティングブレーク」のシューティングとは狩猟という意味を持ち、ブレークとは主にフランスで使用されるワゴンを指す言葉である。
※ダイハツ・コペンローブ・シューティングブレーク・コンセプト
つまり、狩猟用のワゴンという意味となる。狩猟は貴族の嗜みだったということもあり、シューティングブレークと呼ばれるものは高級車が多いのも特徴と言える。もともとは2ドアのボディにリアゲートを持つものをシューティングブレークと呼んでいたが、現在では4ドアも同様に扱われることが増えてきている(メルセデスベンツ・CLAシューティングブレークなど)。
ということで、荷室の寸法がいくつだとか、全長がいくつだとか、明確な基準がないこれらの呼び名。最終的にはメーカーの呼称を把握するしかないのだが、由来や特徴を理解するお役に立てば幸いである。