エンジンもシャーシも新しくなる2代目パナメーラ
ポルシェジャパンは、完全ブランニューとなる、ポルシェの4ドア4シーターモデル、新型パナメーラ4S、パナメーラターボの予約受注を7月28日から開始する。
パナメーラは2009年に日本へ上陸したモデル。今回、エンジン、トランスミッション、シャーシに至るまで見直され、2世代目へと進化した。
エンジンはパナメーラ・ターボが4リッターV型8気筒ツインターボ。先代を30馬力上まわる550馬力/5750rpmを発生。トルクは70N・mアップの770N・m/1960-4500rpmとなっている。0-100km/h加速タイムはわずか3.8秒、最高速は306km/hだという。
パナメーラ4Sが積むのは2.9リッターV型6気筒ツインターボ。先代から20馬力アップの440馬力/5650rpm、30N・m向上した550N・m/1750-5500rpmを発揮する。0-100km/h加速は4.4秒で最高速度は289km/hだ。
ちなみに、スポーツクロノ仕様車では、0-100km/hタイムがそれぞれ0.2秒短縮される。
どちらも駆動方式は4WDを採用し、ツインクラッチの2ペダルトランスミッション、8速PDKの組み合わせだ。
ボディは全長がプラス34mm、全幅プラス6mm、全高プラス5mmと全体に拡大。ホイールベースも30mm延長された。
注目は最新の次世代アシスタンスシステムだ。人や大型動物を熱探知するカメラを装備し、ドライバーに警告を与えるナイトビジョンアシスタンス。またオプションのLEDマトリックスヘッドライトを装備すると、予想されるドライブルートに歩行者などが居ると、短時間ライトが照射されてドライバーに気付かせる。
また、3km先まで見据えて最適な加速や減速、ギヤ選択などを行うアクティブクルーズコントロールを含むポルシェイノドライブを採用。これはナビゲーションデータ、レーダー、ビデオセンサーからの信号での基づき計算されるもの。コーナーや斜面、速度制限も自動で計算されるという。
さらに911ターボなどに装備されている、リヤアクスルステア(4WS)も採用。さらにブレーキも強化され、サーキット走行も可能なサルーンとなっている。