装備を充実させつつ価格アップはわずか
BMWのミドルクラスSUVモデル、X3とX4の標準装備が強化され、発売となった。
まずは「ドライビング・アシスト・プラス」。これは4つの機能を備える安全&快適装備だ。
①前車接近警告機能:前方を走行するクルマへ過度に接近し、衝突の危険があると判断した場合に警告する。
②衝突回避・被害軽減ブレーキ:警告した上で、さらに前車へ衝突の危険があると判断した場合に自動でブレーキをかけて衝突を回避・軽減する。またクルマだけでなく歩行者も検知し、警告、さらにブレーキもかける。従来のカメラに加えてミリ波レーダーを装備したことで前車の検知能力が増した。
③アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付):前走車との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う。
④レーン・ディパーチャー・ウォーニング:車線の逸脱を警告する。
そして「レーン・チェンジ・ウォーニング」。これは、ドライバーの斜め後方の死角にいるクルマや、左右後方から急接近してくるクルマをドライバーに警告し、安全な車線変更をサポートするシステムだ。これまでX4 M40iだけに搭載されていた装備だが、全車標準装備となった。
さらに、これまで上級グレードだけに標準装備されていた「ネバダ・レザー・シート」、「フロント・シート・ヒーティング」を全グレードに標準化している。
これだけ装備を充実させつつも価格は、グレードによって差はあるが、わずか8〜13万円アップに留まっている。
●X3価格表