
車高を落とすとタイヤが隠れるぶん空気抵抗が減る
「車高を下げると燃費が良くなる」という都市伝説があるという。燃費に関する走行抵抗の問題でもあきらかとなったように、同じパワートレインであっても走行抵抗(駆動系のロスと空気抵抗)を減らすことで燃費は改善する。とくに空気抵抗な速度の二乗で大きくなるので、その低減が効果的なのは間違いない。
では、空気抵抗とは何か? よくCd値と言われているのは空気抵抗係数のことで、そこに前面投影面積をかけ、さらに速度を掛け合わせると空気抵抗となる(正確には空気密度も影響する)。
Cd値についてはボディ形状を変えていない限りは変わらないといえるが、サスペンションの交換などで車高を下げることにより前面投影面積はタイヤを隠す分だけ小さくなる。