【試乗】レヴォーグSTI Sportが魅せた上質なハンドリングとしなやかな足 (1/3ページ)

ステアリングはダイレクトだがピーキーさはない

 STIと聞けば、スバルファンならずとも走りに期待してしまう。それはつまり「スポーティな走り」のブランドとしてSTIが根付いているということに他ならない。

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2016年6月27日に発表された「スバル・レヴォーグSTI Sport」は、これまでの「tS」や「S」とは異なる、STIの新たなる試みだ。キーワードは「More Quality More Sporty」。簡単にいえばドイツのプレミアムブランドのような上質かつスポーティな走りを目指したというところか。実際、スバルの説明では輸入車オーナーを意識していることが語られている。

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そしてSTI Sportは、これまでのSTIモデルとは異なり、STIによる後架装ではなく、スバルのラインで製造されるカタログモデルである。位置づけとしてはレヴォーグの最上級グレードというものだ。


早速試乗しよう。まだ発売前ゆえに、富士スピードウェイの外周路が試乗コースである。
素晴らしい! 動きだしていきなり感じられるステアリングのフィールがいい。ひとことでいうと「シットリ」なのだが、これが実現できているクルマは少ない。わずかな操舵でもキチンと舵角が与えられ、それがノーズの動きとしてドライバーに伝わる。

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 これは単なるダイレクト感とも違う。ダイレクトなだけで、ステアリング操作に神経を注がなければなければならないようなピーキーなクルマも多いのだが、レヴォーグSTI Sportはそのあたりのバランスが見事に取れている。


石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
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リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳

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