空港で警察官5人に囲まれる事態に!
先日、中国の電気自動車EVが気になるので中国へ渡り、6台を集めて集中テストに成功した。「なぜ中国?」と言われそうだが、この4月の北京国際モーターショーでは、20台近い中国製のEVが展示されていたのだ。
そこで、CARトップとコラボしている中国のWEBメディア易車網にお願いして、サーキットテストを試みたというわけだ。予想外に高性能な中国製のEVに驚いたが、今回はその話ではない。もっと驚くべき事件が起きた。
帰国のためにホテルからタクシーに乗って、渋滞のなか空港に無事到着。およそ50元(約1000円)位の料金を払うために100元札を差し出した。すると運転手がお札を窓に透かして眺め「この札は使えない」というそぶりをする。中国語はまったくわからないので意味不明。
理由が分からず別の100元紙幣を出しても同じ反応。小さいお金がないので払えないでいると、運転手が警察官を呼び、何と5人もの警官に囲まれた。ひとり英語が喋れる警官がいて、お札を見るなり「フェイク・マネー」だと言う。なんと「偽札」だというのだ!
このお札は宿泊した「まともなホテル」で両替したもの。そのまま空港の銀行に連行され、再チェック。持っていた7枚の100元札すべて「偽札」だという判定。このまま逮捕か? と思ったが、書類を渡されて解放。どこの国でも事情聴取や調査に何日も拘留されそうなのに、不思議なことに無事帰国できた。
これは中国で偽札事件が日常茶飯事ということなのか? 後日聞いた話では、タクシー運転手が偽札を隠し持っていて、支払った際にすり替えて「捕まりたくなかったら……」なんていう詐欺もあるそうだ。どの程度の頻度で「偽札」に巡り合うかはわからないが、皆様、旅行の際はご注意を!