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【今さら聞けない】なぜクルマにはアルミがもてはやされるのか (2/2ページ)

【今さら聞けない】なぜクルマにはアルミがもてはやされるのか

アルミモノコックこそ少ないがアルミの使用箇所は多い

 アルミホイールに、アルミブロック、アルミボディなどなど。「アルミ」という素材は、どこかクルマ好きの琴線に触れるところがある。その理由はどこにあるのだろう。

 クルマというと鉄(スチール)で作られているというイメージが強いものだが、鉄は丈夫な反面、重い。そこで古くから軽量化のために金属パーツを鉄からアルミに置換する手段が取られてきた。アルミホイールはその代表格だ。

 そのほかアルミブロックとしたものが「白いエンジン」が呼ばれたこともあった(1962年のマツダ・キャロル)。さらに1990年代には、ホンダNSX(初代)が世界初のアルミモノコックボディを実現。アルミへの軽量=素晴らしい というポジティブなイメージは強くなっていった。

とはいえ、アルミホイールはいまや当たり前の装備であるし、乗用車ではアルミブロックでないエンジンを探すほうが難しいくらい。アルミモノコックこそまだまだ少数派だが、アルミのアウターパネル(フェンダーやフード)は珍しくない。

 1.5リッターエンジンのマツダ・ロードスターの外板はフードやフェンダーなどかなりの部分がアルミ製であるし、1.3リッターのホンダ・フィットでもアルミ製ボンネットのグレードが存在しているくらいだ。

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