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【パイクスピーク2016】サイオンFR-S改め「トヨタ86」10分切り達成なるか?

【パイクスピーク2016】サイオンFR-S改め「トヨタ86」10分切り達成なるか?

800馬力のトヨタ86が目指す10分切りに期待!

 これまで3年にわたって、サイオンFR-Sでパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(パイクスピーク)へ参戦を続けてきたロブ・ウォーカー選手。

もちろん、今回も同じく参戦をしているわけだが、今年はサイオンブランドが消滅したことにより、トヨタ86(ゼッケンは886)として登場した。基本的には車両自体は昨年から変更はなく、バッヂを付け替えたもの。

また、バッヂだけでなく、これまで使われてきたSCION RACING(サイオン・レーシング)という表現はなくなり、サイオンレーシングのロゴだけが残っている。しかし、そのロゴはサイオン・レーシングという表現ではなくSR(エス・アール)と呼ぶことになり、さらにバイ・トヨタと続く。

 ウォーカー選手はタイムアタックマシンにこだわって参戦を続けている。しかし、パイクスピークへの参戦はいつもアンリミテッドクラスであった。彼がメインで参戦しているカリフォルニアのタイムアタックイベントとはレギュレーションが異なるため、これまでアンリミテッドクラスに出場するしかなかったのだ。以前からタイムアタッククラスへの参戦を要望していたものの、変更されることはなかった。そのため、今回は、完全にパイクスピーク仕様のマシンに仕立て上げ、満を持しての登場となったのだ。

これまでタイムを少しずつ刻んできてはいるものの、まだ10分を切れていない。しかし、今回はエンジンをFA20から2JZ-GTEに変更。800馬力のマシンに仕上げている。今年こそは10分を切れるか? 挑戦に期待したい。

 (写真:青山義明)

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