昨年の覇者、リース・ミレン選手(#67 2016年式 eO PP100)は、この日ボトムセクションでの走行。そのタイムは3分42秒932。昨年自身がポールを獲ったタイムが3分43秒755。すでにそのタイムを上回っており、今年もポールを獲得する可能性が高い。
このミレン選手が駆るeO PP100はラトビア共和国のDrive eO チームのマシンだが、昨年の車両よりもさらにパワーアップして戻ってきている。昨年のマシンは、薄いYASA社製モーターを3基繋いで1軸に出力するシステムを前後に搭載(6基)していたが、今回は後軸側のモーターを4基繋いだものに変更(合計7基)。パワーが上がったために、ブレーキシステムも刷新。さらにタイヤもハンコックの専用のものを採用しているという。
またこの日は日本人3選手もともにボトムセクションでの走行となった。なんと、山野哲也選手(#260 2016年式4-Motor EV Concept)もボトムで4分を切るタイムを出してきた! この4モーターEVコンセプトのタイムは、1本目の走行から3分53秒234と4分を切ってきた。さらに、2回目の走行では3分47秒630、そして3本目には3分46秒422という好タイム。まだミレン選手のタイムには及ばないものの、十分に戦えるところにまで来ている可能性が高い。