【パイクスピーク2016】期待の新型ホンダNSXは2台体制で闘う

1台はほぼ市販仕様のままで走行する

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2016(パイクスピーク)には、新型アキュラNSXが参戦している。米国でのアキュラNSXの発売は夏以降となっており、今回のパイクスピークは発売直前の参戦となる。

PPIHC_NSX012台体制で参戦することとなるが、それぞれ仕様が異なる。そのため参戦は、タイムアタック部門のタイムアタック1クラスとタイムアタック2クラスに振り分けられる。

 タイムアタック2クラスに参戦するのはゼッケン173の車両(ドライバー:ニック・ロビンソン選手)。このクラスは市販車無改造(ロールケージなどの安全装備は追加)のクラスとなるため、ほぼ市販車のままの状態での参戦だ。

 そしてタイムアタック1クラス(市販車改造クラス)に、ゼッケン902のNSX(ドライバー:ジェームス・ロビンソン選手)が参戦する。車両は、エキゾーストとコンピュータに手を加えている以外に、リヤのスポイラーを大型化、サイドウインドウのアクリル化など、173号車に対して、車両重量は300ポンド(約136kg)ほど軽くなっているという。

PPIHC_NSX062名のドライバーは、ホンダの社内クラブであるアソシエートクラブのメンバー。これまでアソシエートクラブとして参戦してきた活動が、今回は集約された形となったといえる。

 ちなみにこのカラーリングは、NSX GT3を参考にしたということだ。

 (写真:青山義明)


新着情報