最高130km/hまでEVで走行できる
フォルクスワーゲンは、ミドルクラスのセダン「パサート」と、ワゴンの「パサート・ヴァリアント」にプラグイン・ハイブリッドモデルの「パサートGTE」と「パサート・ヴァリアントGTE」を発売した。

システムは、1.4リッターターボエンジンに、プラグイン・ハイブリッド用として専用開発した3つのクラッチをもつ6速DSG(トランスミッション)の組み合わせ。そしてエンジンとトランスミッションの間に、116馬力を発生するモーターを挟み込んでいる。モーターを駆動するバッテリーは9.9kW/hのリチウムイオンバッテリーだ。

プラグイン・ハイブリッドは、電気自動車のように外部充電可能なハイブリッド車。もちろん普通のエンジン車のように、ガソリンがあれば充電せずとも走ることができる。

外部からバッテリーを満充電にしたときの、モーターだけで走行できる距離は51.7km(JC08モード)。モーターだけで最高速130km/hまで出すことができる。

特徴的なのは「EV」「ハイブリッド」「GTE」と3つの走行モードを持つこと。「EV」は基本的にモーターのみで走行し、「ハイブリッド」はモーターとエンジンで効率よく走るモードで、このモードでのJC08モード燃費は21.4km/Lとなっている。

「GTE」はパワーモードともいえ、アクセルレスポンスやギヤのシフトタイミング、そしてパワーステアリングの特性もスポーティに変化。このモードでは0-100km/h加速が7.4秒を達成するという。

さらに、ディスプレイから操作すると、バッテリーへの充電を優先して行う「バッテリーチャージモード」もセレクトできる。
安全装備面も充実。
・プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)

・レーンキープアシストシステム「Lane Assist」

・レーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」

・リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)

・ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」
などを標準装備
さらに上級グレードの「GTE Advance」には
・駐車支援システム「Park Assist」

・アラウンドビューカメラ「Area View」

・ヘッドアップディスプレイ

などが装備される。
