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【意外と知らない】燃費良好のディーゼル車がもつ5つのデメリット (2/2ページ)

【意外と知らない】燃費良好のディーゼル車がもつ5つのデメリット

この記事をまとめると

■低速トルクを活かした力強い走りがディーゼルの魅力のひとつ

■すぐれた燃費性能も実現していることでCO2排出量の面ではエコモデルといえる

■価格やメンテナンス面・快適性ではガソリン車に劣るというデメリットもある

日々の燃料代は安いがメンテンス代が高い側面も

 輸入車を中心に、日本国内でもクリーンディーゼルの選択肢が拡大中だ。高回転までエンジンを回して楽しむということは難しいが、逆にトルクを活かした力強い走りはディーゼルならではともいえる。

 そうした走りのアドバンテージを持ちつつすぐれた燃費性能も実現していることで、CO2排出量の面ではエコモデルともいえる。そうした理由から、走りにこだわるクルマ好きの「お気に入りリスト」には、各社のクリーンディーゼルが並んでいることだろう。

では、クリーンディーゼルに死角はないのだろうか。ガソリンエンジン車、ハイブリッド車と比べると、いくつかの点で不利な点がある、というのも事実だ。今回は5つのポイントに絞って、デメリットを整理してみよう。

①高価な車両価格

 まず車両価格が高い。現代の排ガス性能をクリアするクリーンディーゼルは、排ガスの後処理でガソリンエンジン車よりもコストがかかることもあり、車両価格は上昇傾向にある。たとえば、マツダ・アクセラにはクリーンディーゼル、ガソリンハイブリッド、ガソリンエンジン車がラインアップしているが、その価格を見ていくとディーゼルが圧倒的に高く、ハイブリッドとガソリンエンジン車の差は意外に少なくなっているほどだ。

②アドブルーが必要な車種もある

 比較的、排ガスの後処理でコストがかかっていないと思えるマツダSKYACTIV-D搭載車でも高価格になってしまうのだから、ほかのメーカーでも同様の傾向にあるのは推して知るべし。また、排ガスといえばNOx(窒素酸化物)を処理するためにアドブルー(尿素水)を使っている車両(メルセデスやトヨタなど)では、その定期的な補充が必要だ。アドブルーが足りない状態では排ガスがクリーンにはならないため、アドブルーを補充せずに走ることはできない。基本的にアドブルーは規格品のため、トラックなどが集まる大型のガスステーションであれば在庫しているし、それほど高いものではないが、意外な維持費がかかる。

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