伝説のレーシングカーの名を冠した「ポルシェ718ボクスター」日本に登場!

自然吸気を捨ててターボ化に踏み切りパフォーマンスも燃費もアップ!

 ポルシェ・ジャパンの七五三木(しめぎ)社長の合図によってアンベールされた2台のボクスター。シャーシ、エンジンなど、フロントフードやソフトトップなど一部を除いてほとんどが刷新されたモデルである。

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1996年に初代が登場して以来、2016年で20年という節目を迎えたポルシェのミッドシップオープンスポーツ、ボクスター。これまでの「ポルシェ・ボクスター」という名称を変更し、新たに「ポルシェ718ボクスター」と名乗ることになった。この718は1950年代に活躍したレーシングカー「718 RSK」から付けられたものである。

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最大のトピックはエンジンだ。これまで水平対向6気筒のNA(自然吸気)エンジンを搭載していた同モデルだが、新たに開発された水平対向4気筒のターボエンジンを採用。排気量を2種類用意し、300馬力/380N・mを発生する2リッターエンジンが718ボクスターに、350馬力・420N・mの2.5リッターエンジンが718ボクスターSに、それぞれ搭載される。このエンジンスペックは先代よりもそれぞれパワーアップが図られた。

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このエンジンによって、0-100km/h加速は、718ボクスターが4.7秒(先代比0.8秒短縮)、718ボクスターSが4.2秒(先代比0.6秒短縮)という俊足ぶりを発揮。さらに最高速はボクスターが275km/h、ボクスターSが285km/hと発表された。それでいて燃費も向上しているのだから、新エンジンの効果は十分だといえるだろう。

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 外観ももちろん変更。フロントまわりは、エアインテークの大型化、ヘッドライトも新デザインとなった。サイドは2つのルーバーが入ったエアインテークが特徴。リヤは4灯式ブレーキランプが組み込まれたクリアテール、さらにブラックのアクセントストリップとそこに配されたロゴが挑戦的な雰囲気を醸し出す。

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もちろんシャーシも新しくなった。とくにステアリングは10%ダイレクト感が増している。このステアリングギヤボックスは911ターボのものであり、718ボクスター専用にチューニングが施されたものだ。
進化をもっとも端的に表す数字として、世界的に市販車のテストが行われることで有名なニュルブルクリング北コースのタイムがある。718ボクスターSが記録したタイムは7分42秒。先代からじつに16秒も短縮したことになる。

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 発表会にはオーストリアのFCレッドブル・ザルツブルグに所属するプロサッカーの南野拓実選手がサプライズゲストとして登場! 南野選手はリオ五輪での活躍も期待される逸材で、ポルシェ ドライビング アスリートであるためにゲストとして呼ばれた。

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 前戦の選手として活躍する南野選手はボクスターを「かっこいいですね。今にも動き出しそうな躍動感のあるデザインに惹かれます。早く運転してみたい」とコメント。

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七五三木社長が「大柄なヨーロッパ人ディフェンダーの裏を取る、小柄で俊敏な動きがまさにボクスターです。もしもボクスターを若い男性にしたらこんな感じだと思います」というと、南野選手は「俊敏なボクスターはボクのイメージ。ボクのプレースタイルに重なります。共通点である俊敏性に磨きをかけて718スパイダーが似合う選手になっていきます」と締めくくった。

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