「af.impスーパーカーニバル」に参加したルノー・メガーヌR.S.
2016年5月15日に大阪市舞洲スポーツアイランドで開催されたカスタムカーの祭典「af.impスーパーカーニバル」。輸入車スタイルアップ誌「af.imp(オートファッションインプ・交通タイムス社刊)」が主催するイベントだが、その中心はドイツ車。
そんななかで少数派ゆえに、逆に存在感があったのがルノー・メガーヌR.S.。日本市場では、ドレスアップパーツがあるのかと思いきや、しっかりスタイルアップされていた。
「af.impスーパーカーニバル」の会場には、ユーザーカーとデモカー合わせて300台以上が集まっていた。だが、そのほとんどがドイツ車という状況の中、プジョーやアルファロメオといったクルマがちらほらいた。ところがルノーとなると、このメガーヌR.S.のたった1台。他のドイツ軍団とは異なるワイド&ローなフォルムは、1台だけということもあって目立っていた。
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このルノー・メガーヌR.S.を展示していたのは、滋賀県のエアロパーツのデザイン製作を行う「RKデザイン」というショップブース。
フロント/サイド/リヤには同社のカーボン製スポイラーを装着し、さりげなくドレスアップ。と思いきや、ボディ下はカーボン製のカバーで覆い尽くされフラット化。リヤアンダー・ディフューザーも備わり、空力性能をアップしている。
じつは、このクルマは井介さんという25歳の若きオーナー所有のクルマ。RKデザインに依頼して、パーツを製作してもらいスタイルアップした。とはいえ、すべてワンオフではなくRKデザインでは商品として販売しているのだ。
そもそもスタイルアップするならパーツの豊富なドイツ車のほうがカンタンなはず。井介さんは、なぜルノー・メガーヌR.S.を選んだのだろうか?
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※ルノー・メガーヌRSオーナーの井介晃司さん
「初めて購入したのがCクラス(メルセデス・ベンツ)。その次がメガーヌの前に乗っていたクライスラー300Cと4ドアセダンばかりでした。結婚するまでに一度は2ドアに乗ってみたい。2リットルクラスのスポーティなクルマと思ってマスタング、アルファロメオ・ジュリエッタなどが候補に挙がりました。そんなときにメガーヌRSを見つけました。実車を見てワイド&ローなフォルムにひと目ぼれでしたね」と語る。
「スタイルに惚れた部分もありますが、やはりルノーは少数派なので目立てる、ということも購入するきっかけですね」
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※ボディカラーに合わせてエンジンカバーも塗装
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※赤いシートベルトに合わせ、ピアノブラックだったパネルやドアグリップをレッドに塗装
この読みは間違いなく当たっている。ドイツ車のような機能性を前面に出したスタイルとは一線を画すルノーの流麗なフォルムは、イエロー(ジョンシリウス・メタリック)のボディカラーと相まって、会場内で一際存在感を放っていた。
(撮影:川島秀俊)