3つ先の信号情報を入手して効率的な運転を指南
そして新型アコード最大の注目は先進装備である。まず安全支援システムの「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」が標準装備された。
ホンダセンシングの中身は
・衝突軽減ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール
・車線維持支援システム
・路外逸脱抑制機能
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
など、今どきの最新のクルマがもつ多くの機能を有する。
だが凄いのはこれではない! 世界初の装備「信号情報活用運転支援システム」の装備だ。これは、ビーコンから情報を受け取り、自車が走る3つ先までの信号のタイミングを認識。GPSも含めて自車位置を把握し、何キロから何キロの間の速度で走ると次の信号が青で抜けられるか、を表示するのだ。また、現在青でも間違いなく次の信号が赤に替わることがわかると、先に赤になることを知らせ、手前から減速することができる。対象交差点は2015年末時点で全国5702カ所あり、ビーコンは順次増加していく。2019年度には全都道府県に普及する予定となっている。
この効果は凄まじく、実証実験によれば、赤信号に変わることを知らせることよって黄色信号での交差点への進入が15%減少。青で抜けられる速度の表示で無駄な加減速を減らすことと、赤に変わることを知らせることで手前からアクセルを戻すことで、5%の燃費向上が確認されているという。安全面、燃費面で非常に有効な装備だといえるだろう。
また、先進装備といえば、スマートフォンのiPhoneと連携して、スマートフォン内の音楽再生、ハンズフリー通話、送られてきたメッセージの読み上げや送受信、地図アプリの地図表示やルート案内などがナビ画面で可能となる「Apple CarPlay」が、ホンダ・インターナビに装備されている。