日本車にはありえない驚きのインテリアデザイン
フランスのメーカー、プジョーのクロスオーバーSUV車、3008のニューモデルが発表された。実際にお披露目されるのは2016年9月29日にスタートするパリモーターショーになる。
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もっとも特徴的なのはインパネだ。i-Cockpit®と呼ばれる先進のインパネは、中央の8インチタッチスクリーン、その下に6つのスイッチが並ぶ近未来的なデザイン。メーター部は12.3インチのスクリーンとなる。表示をカスタマイズすることができ、個々のドライバーの好みで情報を選択可能なようだ。
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また、このコクピットは人間のさまざまな感覚に訴える。視覚は照明の明るさとスクリーンのカラー調整、聴覚はイコライザー設定、触覚は5モードのシート内蔵型マッサージ機能、嗅覚はフレグランスディフューザー、という具合だ。
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エクスリアも大胆に変更。バンパースカートやホイールアーチなどがSUVとしての力強さを表現。また大径ホイールや高めの地上高がアクティブなイメージをもたらす。
実際、オフロードへの対応力も十分に考えられており、トラクションシステムはノーマル/スノー/マッド/サンド/OFFという5つのレベルを備える。さらに急坂でも車速をコントロールして安全性を確保する、ヒル・アシスト・ディセント・コントロール(HADC)も装備。この機能はセンターコンソールのボタンで操作する。
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今どきのクルマにおける重要な項目、先進安全装備もぬかりはない。
●アクティブ・セーフティ・ブレーキ
●ディスタンス・アラート
●アクティブ・レーン・デパーチャー・ウォーニング
●ドライバー・アテンション・ウォーニング
●スマートビーム
●スピードリミットサイン・リコグニッション
●アダプティブクルーズコントロール(オートマチック・トランスミッションモデル)
●アクティブ・ブラインドスポットモニターシステム
という名称で名付けられた、障害物を検知して自動でブレーキがかかるシステムや車線逸脱警報、前車との距離を自動で調整して追従してくれるクルーズコントロール、斜め後方の死角にいる車両を検知して車線変更時の警報を出すシステムなどを装備。これらはまとめてADAS(アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム)と呼ばれる。
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走りの面では軽量化も実施。先代モデルに比べて、100kg程度の軽量化が施された。
エンジンは以下のラインアップ。
ガソリン
●1.2リッター/130馬力
●1.6リッター/165馬力
ディーゼル
●1.6リッター/100馬力
●1.6リッター/120馬力
●2リッター/150馬力
●2リッター/180馬力
世界的には2016年10月から発売され、日本導入は2017年を予定。どのグレードが入ってくるかは現時点で不明だが、オシャレで使える1台であることは間違いない。
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