【梅雨前に実施】ワイパーのビビリ音! 原因と対策

新品に交換したがために音が出ることも

 ふだんの雨はもちろん、梅雨やゲリラ豪雨、さらには雪など、日本のように気候が目まぐるしく変わる国では1年中高い頻度でワイパーを使う。だからこそワイパーのメンテはしっかりと行ないたいところ。ゴムの状態を点検して、不具合があったら交換なのだが、一見してなにもなくても1年に1回はブレードごと交換しよう。

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 しかし、ワイパーやガラスをメンテしたあとに気になることがあるのがビビリ。古いのは馴染んでいたり、当たりが悪くてビビらなかったのが、新品だとゴムがフレッシュなこともあって急にビビリ音が出ることがある(だからといって替えないわけにもいかない)。ただし、劣化で当たりにムラができたり、アームにガタが出てきたことでビビることもあるから、やっかいだ。

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 また撥水剤がビビリの原因となることも。撥水剤とはコーティングの一種なだけに、ガラス表面の状態が変わってしまうのがビビリにつながるのだが、いずれにしても不快だし、ワイパーアームにガタが出そうでなんとかしたい。といっても、これだという確固たる原因がないので解消はかなり難しい。まずワイパーが劣化していれば、新品に交換して様子を見るのは基本だろう。この際はゴムだけでなく、ブレードごと交換したほうがいい。メーカーを変えてみるのも手だ。さらにここからさまざまな対策小技を繰り出していく。

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 撥水剤を塗っている場合、ワイパーも撥水タイプにする。作動させるだけで、ゴムに練り込まれた撥水成分が自然にガラス表面に被膜を作る、というのがウリなのだが、ガラスもワイパーも同じ性質になることから、馴染みやすくなるのでビビりを解消できる。またガラス表面とゴムの滑りが悪いのが根本的原因ということで、この点を解消してくれるゴムに塗るビビリ止めというケミカルもあるので、試して見る価値はあるだろう。それでもダメなら、撥水剤を一度除去してみる。

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 さらにワイパー本体も工夫する。当たる角度が問題のこともあるので、軽く手で曲げたりして、ブレードの方向を調整してやる。さらに当たる面積を小さくしてやるのも効果的だ。具体的には現在付いている長さより5センチぐらい短いモノにする。今までの経験上、これは意外に利くワザだ。

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 このように考えられる原因や対策はたくさんある。これをこうすれば一発解消とはいえないだけに、とにかく対策を順に講じていくしかない。迷いだしたら、ワイパー新品&コンパウンドで完全クリーニングで、一度初期化。そこから冷静になって順に対策を試していくのがいいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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